climb creation クライムクリエーション合同会社

YOMO YAMA YAMA

TRIVIA  2023.09.27

山で会う動物

山に登ると頻繁に動物に出会う。ライチョウやオコジョなら大歓迎!でもヒルやマダニ、スズメバチやマムシはご遠慮願いたい。中でも絶対に出会いたくないのがクマ。毎年、登山中や山菜採りでクマに襲われるニュースを目にする。クマに襲われて命に別状がなかったから不幸中の幸いだ。

近年、シカやカモシカもどんどん増えていて高山植物の食害が問題になっている。原因は温暖化にあるとも言われている。写真は山梨の低山で出会ったホンシュウジカ。この辺りのシカは全く人間を恐れない。

「おまえ、何しに来たんだ?」という顔でこちらを見ている。

そりゃそうだよね!こちらがアナタの住処にお邪魔しているのだから。カモシカは昭和30年代には3,000頭まで減ってしまったが特別天然記念物に指定され、現在では100倍の30万頭に増えている。シカはさらにその10倍、なんと300万頭を超えているらしい。頻繁に会うのも納得だ。ちなみに本州のツキノワグマ生息数は3,000頭と言われている。シカ1,000頭に会ったら熊1頭に会う計算だ!

数年前、友人が登山道脇、数メートルのところでクマに出くわした。近くにいた登山者数名で、大声出したり笛吹いたりしてクマを威嚇したが、クマは我関せず。完全に無視されたそうである。

私は今までの登山でクマ棚やクマの爪痕、クマの糞、あるいは遠くにいるのを見た事があるが、幸い目の前で出くわした事はない。